協和発酵キリンは11月26日、大日本住友製薬に中国の生産子会社、「協和発酵医薬(蘇州)有限公司」の出資持分を譲渡すると発表した。協和発酵医薬の工場はまだ本格稼働しておらず、本格的な生産開始前の譲渡となる。譲渡は中国当局からの認可が得られ次第行われる。
今回の譲渡は、中国での生産能力を増強したい大日本住友製薬と、協和発酵医薬の売却を検討していた協和発酵キリンの思惑が一致して行われた。
協和発酵医薬の製薬工場は敷地面積約3万㎡。製造能力5000万錠/年の錠剤包装設備、同1億錠/年の製剤生産設備で構成され。2006年4月に完成していた。