三菱化学は12月4日、四日市事業所などでリチウムイオン二次電池材料の電解液、負極材の生産体制を強化すると発表した。情報通信機器向けなどで需要が急増していることに対処する。
四日市事業所(三重県四日市市)で製造している電解液は、現行の生産能力6000トン／年から8500トン／年に、坂出事業所(香川県坂出市)で生産中の負極材は3000トン／年から5000トン／年にそれぞれ生産能力を引き上げる。
総事業費は四日市事業所が約2億円、坂出事業所が約10億円。新生産設備の稼働開始は四日市事業所が2010年1月、坂出事業所が2009年9月を予定している。
