TNTN.V.（オランダ・アムステルダム）は、2008年第4四半期と通期決算を発表した。
2008年第4四半期の業績は、エクスプレス部門が、9400万ユーロの実質的な営業利益を計上したものの貨物取扱量は全体的にマイナス傾向で、3300万ユーロのリストラ費用と3700万ユーロの減損損失を計上した。
2008年上半期の業績は堅調に推移したものの、国際エクスプレスの取扱貨物量の急激な減少により下
半期の業績は大幅に悪化し、グループ全体の実質的な売上高は4％増の115億ユーロで、実質的な利益は、主にエクスプレス部門の減収により12.8％減、継続事業の実質的な純利益は、18.6％減の7億2000万ユーロ。
2009年度見通しは、マクロ経済とビジネス環境の先行きが不透明なことから、エクスプレス部門の売上は、取扱貨物量の減少と燃料サーチャージの値下げから減少する見込みで、メール部門はオランダでの郵便取扱量の減少率が拡大する。
また、年金費用（P/L）が主にメール部門において、2008年度比で4,000万ユーロ増大するものの全体のコストを約4億ユーロ節約することを目標としている。
