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アイログ/安全在庫を決定できる製造業向けソリューション改良型を提供

2009年02月23日/IT・機器

IBMグループのアイログは2月20日、同日付で製造業向けソリューションの最新版、「アイログ・プラント・パワーオプス3.1」の提供を開始すると発表した。昨年6月に提供を開始したILOG PPO 3.0を拡張したもので、アイログの国内販売代理店から販売される。製品ライセンスは1工場につき1380万円から。

最新版の3.1は、安全在庫と需要変動を考慮し、生産ライフサイクル全般で最適解を算出。最適化モデルに安全在庫と需要変動を加え、需要変動から目標安全在庫までの生産計画フローを最適化できる。この機能で仮定の生産計画の誤判断を防ぎ、誤った判断での安全在庫量に基づく生産計画を未然に防止できる。このため、安全在庫が生産変動と需要変動を反映し、最終的にサービスレベルの向上と在庫の削減に貢献する。

また3.1ではwhat-if分析、マスターデータ編集、レポート作成の各機能を強化した。インダストリアルエンジニアと生産計画担当者が利用する操作インターフェースを備え、両者が同一データを共有できるよう配慮されている。インダストリアルエンジニアは改良されたユーザー・インタフェースで、様々な設備構成をシミュレーションでき、潜在的ボトルネックの発見、現実的な生産スケジュールのシミュレーションに基づく戦略的判断が可能になる。この機能で、齟齬が生じやすい設計部門と生産現場の間のコラボレーションが大幅に改善されるという。

このほか、両者は生産計画データをエクセルの中で変更することで、what-if分析を実行でき、生産計画担当者は「物流計画画面」を使って、複数の工場と倉庫の物流を検討対象とすることができる。3.1では「倉庫サマリー画面」も追加され、マルチサイト・プランが詳細に分析できるよう工夫されている。

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