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シルバーオックス/物流効率化などで一部上場を維持へ

2009年02月24日/SCM・経営

シルバーオックス(大阪市北区、2008年3月期売上高:233億円)は2月23日、東京証券取引所と大阪証券取引所に対し、事業の現状や事業計画などの書式一式を提出したと発表した。

今回の提出により、東京証券取引所の有価証券上場規程と、大阪証券取引所の市場第1部から市場第2部への指定替え基準で規定する期間は9か月となるが、この間時価総額を12億円以上に回復し1部上場の維持を図るとしている。

同社は下着・肌着などの衣料品を主力に、物流、不動産などの各事業を展開しているが、連結子会社の物流事業は、同社が販売する商品などグループ内外の企業の物流加工業務を受託している。

海外物流事業は、グループ内外からの受託による中国での調達物流、検品業務を実施しているが、今後は物流事業で衣料品の3PLを強化。国内物流会社の効率化のため整理・統合を実施する一方、事業拡大を図り、大型の物流施設に移転したニューウエイ、シロックス物流が行うアパレル会社、繊維商社などとの関係強化をシロックス物流大阪事業所などで拡大する。

海外物流は、シロックス上海に大型自動仕分け機を導入したため、品質管理から物流までのコラボレーションの拡大が期待できるという。その他事業に分類されるコンピュータソフト事業は、国内外の物流事業の拡大とともに3PLへの情報システム系の利用拡大を期待する。

また生産管理も重視する。在庫削減策では第3四半期中に前期比5億6千万円を削減し、連結在庫額は15億1000万円に削減。連結在庫を13億6500万円以下に削減する。また物流費の削減にも取り組み、中間期では物流費は在庫削減、返品防止効果などで2億9000万円を削減した。

経費面では人件費の3億9000万円など、計6億9000万円を削減した。このほかCow-netを通じた販売チャンネルの拡大、月1回回転を目標に海外直貿易の拡大、インナー部門に経営資源を集中するためアウター部門での提携ブランド整理なども実施する。

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