在庫管理・倉庫管理ソリューションベンダのインフュージョンは3月2日、主力製品である在庫管理システム「在庫スイート３」シリーズのネットワーク対応型「在庫スイート３ SE-LAN」を3月6日に発売すると発表した。
バーコードハンディターミナルとの連携機能を省略、導入インセンティブの高い価格設定を実現した。10台までのPC運用が可能。中堅・中小企業向けにも対応し、賞味期限/ロット別の在庫管理、トレーサビリティシステムを素早く導入できるという。価格は、1,050,000円（税抜 1,000,000円）。販売目標は初年度30セット。
「在庫スイート」は、3年半で累計484件もの顧客からの相談に基づいて開発した在庫管理システム。豊富なラインナップをそろえ、モノの流れに合わせて正確に在庫を把握し、倉庫業務を効率化する。
インフュージョンの在庫管理システムは、自動車部品、什器、化学品、雑貨・アパレル、家具、医療材料、食品・飲料など多くの業種で導入されている。同社によれば、昨年11月以来、食品業界からの問合せが急増したという。ことしになって、その傾向は顕著になり、食品業界からの問合せは前年比で167％もの増加となった。背景として、食品業は水産品などバーコードで管理しづらいものも多く、システム化する場合でもPCベースの運用が多いことが挙げられる。こうしたニーズにマッチしたシステムの開発が待たれていたという。
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