NEC情報システムズは3月4日、EDI・EAI統合ミドルウェア「EDIAI Server」が、カトーレック(東京都江東区)が構築した物流システムの新EDIシステムに採用されたと発表した。
EDIAI Serverは、EDI・EAIを統合し、通信・変換・振分・運用管理などの機能をオールインワンで提供、取引先・得意先と社内の業務システム間のデータ連携を行うミドルウェア。新EDIシステムは昨年5月に開発に着手し、10月に本格稼動を開始した。
EDIAI Serverは、カトーレックの物流システムをメインフレーム(ACOS)からのオープン化で、商品や入出荷情報を荷主との間でデータ交換する機能の中核的役割を担っているという。今回は、IETFが策定する次世代EDI手順AS2とXMLを用いた電文でのデータ交換により、海外の通販会社の商品配送も可能にした。カトーレックでは今後、既存顧客とのEDI取引も順次新システムへ移行していく予定。