戦略調達は3月4日、建材価格低減を志向するゼネコン・建設会社向けに海外調達支援サービスを実施すると発表した。
現場での工事原価の2.5～4割に占めると言われる材料費を、海外からの建材調達を支援することで低減・削減することが狙い。
サービスは工程の最上流に位置する工事図面、仕様書からの必要な材料の抽出からサプライヤー候補の開拓、海外調達品を取り扱う施工会社の確保。発注後の品質検査、納期管理までをサポートするもの。仕様書からの必要な材料抽出では、これまでの見積依頼の方法を変えずに、海外調達を行える。
サプライヤーは中国・韓国などのアジア諸国、欧州などの建材・内装メーカーなどで、建材輸入時に必要とされる各資料の翻訳作業なども行う。
提示された建材の採用の決定権限・責任と最終的な受入責任は顧客の責任となるが、仕様変更、品質管理、納期管理など、それぞれの材料の日本側窓口が日本語で対応する。顧客の要望に応じて、海外調達品を扱った実績を持つ各種工事の施工会社も紹介する。
同社では、サービスの利活用により建材コストの大幅低減と工事原価の低減、工事面でのコスト競争力、提案力向上による受注増、材料調達負担の軽減による優良施工会社の資金繰り支援や囲い込みなどが見込めるとしている。
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