日本航空は3月11日、4月1日から適用する日本発国際貨物便の燃油サーチャージ引き下げを国土交通省に申請したと発表した。
現行の1kg当たりのサーチャージは、欧米・アフリカ・中近東などが115円、中国・韓国など以外のアジア遠距離路線が99円、中国・韓国・台湾などが83円となっているが、これを欧米向けなどは31円、アジア遠距離路線は27円、アジア近距離路線は23円に引き下げる。
並行して、2009年度からサーチャージ改訂は現在の年4回から毎月に変更する。毎月のサーチャージ額は2か月前のシンガポール燃油価格の平均値(米国エネルギー省の公表値)を指標に決定する。4月分は2月の平均価格が1バレル当たり52.77ドルだったため、燃油指標価格を50ドルに設定した。平均価格が35ドルを下回った場合は廃止するとしている。