本田技研工業は3月26日、埼玉県寄居町に建設中の新四輪車工場の稼働開始時期を2011年以降から1年以上延期すると発表した。
寄居新工場は当初2010年の稼働開始を予定していたが、世界的な市場の落ち込みで昨年12月に1年以上延期することを決定。しかしその後も自動車市場の低迷が続き、稼働開始時期をさらに1年以上延期することにしたもの。
寄居新工場は年産20万台規模で、「人に優しい、高品質で高効率な生産・物流システムを駆使した、資源・エネルギー循環型ファクトリー」をコンセプトに建設中。敷地面積は98万㎡で、四輪車1台を生産する際に発生するCO2排出量を大幅に削減する資源・エネルギー循環型のグリーンファクトリーを目指している。