相模ハムは3月31日、事業再構築計画を発表し、販売体制の抜本的見直しとして、現在の販売体制が、営業人員が製品・商品の配送・納品作業に追われ、商談時間が十分に確保できていない非効率な体制となっていることから、配送・納品作業を外部の物流業者にアウトソーシングし、販売体制の効率化を図る。
さらに、赤字体質から脱却するため、神奈川県藤沢市の本社工場(1万1570.24㎡)を工場の建屋も含め8億円で譲渡し、生産をグループ会社の東北相模ハム白河工場に集約する。
また、子会社の九州相模ハム(熊本県熊本市)の全株式20万6450株と鳥取工場(6365.41㎡)、福岡営業所(1411.07㎡)を4月15日付でエスフーズに譲渡し、東北相模ハム(福島県白河市)の営業部門と仙台営業所(892㎡)も鈴木畜産に譲渡する。
加えて北海道相模ハム(北海道千歳市)の旭川営業所・苫小牧出張所・帯広出張所を6月に閉鎖して、札幌営業所のみとする。