村田製作所は4月6日、センサのシステムデザインを含めたトータルソリューションビジネスを開始すると発表した。
最近のエレクトロニクス機器では、センサの役割が重要になっている。センサの機能が大きくなるにつれてシステムデザインが複雑化し、設計負荷も大きくなってきた。これによって、センサビジネスでは、単体のセンサ製品だけでなく、新しいアプリケーションの提案やシステムデザインを含めたトータルソリューション提案の要請が増えている。同社は、ニーズに対応するために「トータルソリューションビジネス」を開始する。
センサデバイスとシステムデザインを融合させたデモキット「SysCube」を開発し、得意先でのデモ実演を行う。センサの使用例をその場で顧客に提示することで、アプリケーションのイメージが容易になると見ている。
センサは、超音波、赤外線など3種類。入退室の無作為カウントなどに適しているという。
4月上旬から村田製作所とムラタエレクトロニクスの各営業所に約70台のデモキットを配置し、顧客の要望に応じて持参する。デモキットについては、レンタルも可能。
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ムラタエレクトロニクス
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