メイコーは4月24日、ドイツ大手電子回路基板製造販売シュバイツァー・エレクトロニックと、欧州での電子回路基板製造・販売の業務提携について基本合意書を締結すると発表した。
提携により、シュバイツァーの欧州の販売網を活用することで現地顧客とのビジネスを加速化できることに加え、現地言語による技術・品質サポートが可能になることや、欧州内の同社の物流が活用できることなどが判断材料となった。シュバイツァーは欧州で160年間の社業暦を持つ老舗。
メイコーは、電子回路基板の開発・製造・販売を主な事業としており、デジタル家電と車載関連の世界市場に向けて事業をおこなっている。従来は、アジアに生産・販売拠点、北米地区に販売拠点を設けて事業の拡大を目指していた。欧州市場での事業拡大の施策を迅速に打つ必要が出てきた。
個別の具体的な提携内容は、今後両社の間で協議する。製造・販売提携は第一弾としての位置づけ。将来的には資本提携や今後の新規ビジネスでのジョイントベンチャーなども視野に入れた提携も検討する。
