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丸紅情報システムズ/品質検査結果の一元管理ソフトウェアを発売

2009年04月27日/IT・機器

丸紅情報システムズは4月27日、製品検査情報を管理する米エーエスアイ・データマイテ製のソフトウェア「データメトリックス(Data Metrics)」の販売を開始すると発表した。

データメトリックスは、製造業の生産現場で使用し、各工程で行う品質検査結果を一元管理するソフトウェア。製品を出荷する直前の最終検査で、各工程別の検査結果履歴をまとめて参照できる。

製品品質を維持するための、出荷合否判定レポートを簡単に作成することが可能。各種検査機器で測定した、製品が出荷されるまでの品質検査情報を統合し、一元管理することで実現した。

検査対象となる各製品の画像データに、注釈、寸法表示、公差情報などを入力、帳票化し、製品計画、開発、生産などの各工程での品質検査情報をデータベース化することができる。

既存で使用しているERPなどのデータベースと連携させ、製品出荷までのトレーサビリティ情報の管理を強化することができる。同ソフトウェアは、ウィンドウズのOSで稼動する。

製造業界では、多品種小ロットの生産が増えている中、製品を出荷するまでに検査する内容は多項目に渡る。各検査項目は企業の部門ごとに多種の計測機器やソフトウェアを別々に使って行われることがある。

データメトリックスを使用することで、品質検査情報を統合的に管理し、製造検査におけるコストの削減、品質管理体制の強化、効率化が可能。製品開発から製造までのプロセスの中で、APQP(Advanced Part Quality Planning:新製品開発計画)と連動した品質管理計画(コントロールプラン)の策定、各種測定機器で計測されたCMM検査データの管理・検査レポートの作成、FMEA(故障モード影響解析)やSPC(統計管理情報)のデータベース構築に役立つ。

丸紅情報システムズは、エーエスアイ・データマイテ社の国内総販売代理店。トレーサビリティの需要が高い自動車業界、航空機業界、電子業界、医療機器業界、食品業界などの生産管理・品質検査部門向けに、データメトリックスと、すでに販売を開始しているエーエスアイ・データマイテ製トルク量計測装置「ライトスター(Light Star)」、隙間・段差計測装置「レーザーゲージ(Laser Gauge)」を合わせて、生産品質管理ソリューションを提供する。

3製品全体で、販売開始から1年間で約5000万円の売上を目指す。

エーエスアイ・データマイテの製品情報は下記のURLを参照。
http://www.marubeni-sys.com/de/asi/ 

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