日本郵船は5月14日、インド現地法人のNYKLINE（INDIA）LTD.が、インド鉄道子会社のインド・コンコール社と完成車鉄道輸送事業で合弁会社を折半出資で設立する覚書を締結したと発表した。
2010年以降の輸送量増加に対応するため、鉄道輸送事業へのサービス拡大を決め今回の覚書を締結したもの。
新会社では長距離部分をCO2排出が少ない鉄道輸送で配送し、その両端をトラックで配送するハブ&スポーク・ネットワークを構築、今後の荷量増加に対応しながら、CO2削減など環境対策に対応しつつ充実したサービスの提供する。
当初はデリー・チェンナイ間で試運転を開始し、順次北部・南部・西部の主要生産3地域へサービスを拡大していく予定。最終的には完成車専用のレールワゴンを使用した輸送を目標とするが、当面はコンテナを使用して1コンテナにつき小型車で5-6台、中型車で4台前後を積載し、列車一編成あたり45コンテナによる運行を目指す。
