LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

三井物産/日本航空と物流分野で提携

2009年05月26日/国際

三井物産は5月26日、日本航空インターナショナルと物流事業での業務提携契約の締結に合意したと発表した。

三井物産はトライネットグループ、日本航空インターナショナルはジュピターグループなどを傘下に抱えり、今回の提携ですべての物流機能を併せ持つ総合物流企業連合を形成するとしている。

両社は、三井物産グループが有する海上貨物輸送を中心とした物流ソリューションサービスと日本航空グループが有する航空貨物輸送サービスで協業。相互補完しながら、両社の機能を活用したトータルサービスを顧客に提案・提供し、サービスの向上と競争力の強化を図る。

このため、両社共通のブランド名を「Value-up Innovation Partners by Mitsui & JAL」とし、実輸送者ならではのスペース確保や輸送品質の信頼性、技術をベースに、ロジスティクスファイナンスなどの付加価値機能を組み合わせた、バリューチェーン全体の価値向上を実現する物流ソリューションサービスを提供していく。提携後、グループ会社が営業活動を開始するのは7月1日から。

三井物産は、海上貨物を中心に内外重要拠点に輸出入、保管配送ネットワーク基盤を構築しており、物流ソリューションサービスとして顧客の物流改善、在庫削減、物流拠点の再構築などロジスティック・エンジニアリング機能を提供してきた。

また総合商社として国際物流に伴う決済代行機能の提供や、顧客ニーズの高い地域での物流拠点や配送網を構築すべく、新規投資も行っている。一方日本航空は、貨物便を22地点に展開。また日本航空グループの完全子会社、ジュピターグローバルリミテッドも世界22か国・60都市に拠点を設けて航空貨物の営業活動を展開している。

両社の提携により、陸海空での物流サービス提供が可能となり、新メニューとしてスーパーハイスピードも含む4-5段階の時間軸輸送サービスも設定が予定されている。また、一気にメニューが拡充されたことで、個々の品目に合わせたテーラーメイドサービスも提供していくとしている。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース