SGホールディングスとフューチャーアーキテクトは5月28日、業務・資本両面での提携を発表した。
フューチャーアーキテクトのデジタルネットワーク、ITなどの技術・知見をSGホールディングスの物流分野の事業基盤、競争力と融合させ、ロジスティクスビジネスの高度化を図る狙い。
業務提携では、6月8日に安延申フューチャー社長が佐川コンピューター・システムの代表取締役に就任。SGホールディングスグループのIT戦略の立案・展開などを行う。
人的提携ではフューチャーからSGホールディングスが抱えるIT子会社への役員など人材の派遣、IT関連分野での人材育成協力などを行う。
SGホールディングスグループのIT戦略基盤の構築と新展開をフューチャーグループが継続的に支援し、IT子会社が、グループ外に事業展開を図ることをフューチャーグループが人材面、技術面で支援する。
両社は今回の戦略的提携を具体化、推進するため、両社グループの中核人材からなる「IT戦略委員会」を設け、継続的に検討を進める。同委員会では佐川急便が推進中の基幹業務システムの全面刷新プロジェクト、「F-Cubeプロジェクト」の後続案件となるIT革新と活用のための戦略とプロジェクトも検討する。
さらに両社グループ双方の顧客、双方のサービスを有機的に連携させ、新たなビジネス機会を創出する。資本提携は8月をめどに実現させる予定。