内田洋行は5月28日、物流子会社のオリエント・ロジが運営する東日本地区の物流業務について、日立物流に完全アウトソーシングを行うとともに、オリエント・ロジの株式を譲渡することを決めた。
内田洋行グループでは、従来より、事業構造の抜本的改革としてユビキタス関連事業を推進すると同時に、昨今の急速な物流環境の変化に対応するため、戦略的な物流業務の品質向上と効率化を検討していた。
その結果、オフィス家具販売における物流機能のコスト削減を実現することとオリエント・ロジの中長期の経営基盤の確保を目的に、日立物流へのアウトソーシングを決めたもの。
また、オリエント・ロジ自身が、物流業界の効率化を図るための規模拡大の流れ、メーカー直送業務の増加、加えて組立加工などのサービス開発といった物流業の急速な環境変化に対応することで、これまでに蓄積した什器配送ノウハウの一層の価値向上のためには、外部専門パートナーである日立物流の協力のもとで、成長基盤の確立を目指すことが最適であると判断した。
日立物流ではオリエント・ロジの株式86％を内田洋行より7月21日付で譲受し、社名を「日立物流オリエントロジ」に変更。内田洋行の意向と期待に応えるため、さらなる物流の合理化・効率化を実現しコスト低減を図っていくとしている。
オリエント・ロジの会社概要
会社名：（株）オリエント・ロジ
代表者：代表取締役社長藤井吉弘
本社：東京都大田区北馬込2-14-2
設立：1963年（昭和38年）6月
資本金：2億4,750万円
事業内容：オフィス家具、インテリア家具、文具・事務用品の輸送・保管・配送他
従業員数：449名（契約社員を含む、2009年4月20日現在）
車両台数：103台
売上構成：内田洋行約60％、一般顧客約
