LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

ニチレイ、味の素、日本水産/西中国エリアで冷凍食品共同物流

2009年06月10日/国際

ニチレイフーズ、味の素冷凍食品、日本水産は6月10日、西中国エリア(広島県、山口県、島根県西部)で冷凍食品の共同物流を6月15日から開始すると発表した。

3社は、2007年より四国エリアで共同での保管と配送による共同物流を行ってきたが、今回はエリアを拡大し、西中国・四国両エリアをカバーする保管・配送拠点を広島市に新設する。

従来、冷凍食品メーカーは、各社ごとに取引先(食品卸、量販店等)の指定する物流センターへの納品を行うため、冷蔵倉庫、輸送トラックの手配も自前で行ってきたが、今回の共同物流は、四国エリア共同物流の拡大となるため、四国と同様の3PL業者に委託する。

大阪に設けていた四国向けの共同保管拠点は廃止し、新たに広島の冷蔵倉庫に中国・四国向けに共同で保管するもので、新拠点から、中国・四国エリアの共通の取引先へ三社分を一括して配送する。

今回の取り組みによって、中国拠点発の共同物流は、排出するCO2が従来に比べ14%程度削減される見込み。

新拠点は、グリーン物流パートナーシップ会議の普及事業として認定され、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)からの援助を受けて拠点整備を行うという取り組む。

なお、3社は遠隔地における冷凍食品の物流効率化を主な目的として、1999年に北海道エリアでの共同配送を開始し、その後、南九州エリア、中京(岐阜、三重)エリアにおいても同様の取り組みを始めていた。

関連記事

SCM・経営に関する最新ニュース

最新ニュース