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岩谷産業/バンコクに新工場、年間3600トンのワイヤー製品製造

2009年06月11日/物流施設

岩谷産業は6月10日、タイで事業を展開している関係会社「バンコク アイ・トーア」の金属加工・表面コーティング事業強化のため、バンコク郊外のサムットサコーン工業団地に生産設備を移転増強し、5月1日に新工場を竣工、生産を開始したと発表した。

バンコク アイ・トーアは1990年12月設立。タイに進出している各国のエアコン・家電メーカー向けにワイヤーコーティング製品を製造・販売している。

新工場建設は、日系企業や韓国・欧米系企業に向けた製品販売が好調に推移していることから、生産能力を拡大する目的に加え、インフラ整備と人材確保などの経営資源拡充を目的としている。今後もタイに進出した各国の企業向け販売を積極的に拡大する予定だ。

新工場では、移転に際し生産設備の抜本的見直し行い、ワイヤー加工部門で、自動スポット溶接機3台に加え、スポット溶接機167台、自動ワイヤーベンダー5台を装備。従来生産比20%増の年間3600トンのワイヤー製品を製造する。表面コーティング部門では、流動浸漬塗装ライン・静電粉体塗装ラインを有しており、ポリエチレン、ナイロン、エポキシ塗装を自動ラインで塗装できる。また、ステンレス製品用の電解研磨ラインも備え、多様な表面処理・研磨と精密プレス品のバリ取りにも対応できる。

新工場の所在地であるサムットサコーン工業団地は、バンコクから車で西へ50分ほどの交通至便の地。1990年開設されたサムットサコーン有数の工業団地であり、給水、浄化、配電等のインフラが完備され、日系企業も多く進出している。

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