LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日立製作所/無線センサ活用衛生管理システム、冷凍物流センターに採用

2009年06月18日/物流施設

日立製作所は6月18日、同社の無線センサを活用した衛生管理システムが、キョクレイの保有する国内最大級の冷凍物流拠点である「大黒物流センター(横浜市鶴見区)」の衛生管理用システムに採用され、システムが本格稼動したと発表した。

日立が納入した衛生管理システムは、壁などに設置するだけで温度や湿度などを計測できる無線センサ「日立 AirSense」を活用。無線で計測データをネットワークに伝達できるため、配線工事が不要で、低コストでの導入が可能。

センサ自体が小型・軽量で、小さな区画にも複数のセンサを設置することができるため、きめ細やかな温度・湿度監視ができる。汎用言語を用いてシステムを構築するので、既設の温度管理システムなどとの連携も容易。衛生管理システムの導入により、物流現場での衛生管理を強化することが可能だ。

近年、「食の安全」への消費者の関心が高まる中、食品工場や食品物流センターでは、温度や湿度などを厳しく監視するなど、衛生管理の強化が求められている。一方、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店舗でも、食品の安全性を確保するために、冷凍・冷蔵ショーケースの保存温度を常時監視することが求められている。

キョクレイは、果汁や乳製品の取り扱いでトップシェアを持つ国内大手低温物流企業。国内最大級の冷凍物流拠点である「大黒物流センター(設備能力 5万6130トン)」を保有している。同センターは小区画の多温度帯室、検品室やサンプル室なども備え、顧客のニーズに合わせた倉庫機能の充実も図っている。

同衛生管理システムは、既にセンター内に設置されている有線の温度管理システムと、日立の無線センサ「日立AirSense」を連携させたもので、低コストできめ細やかな衛生管理を実現する。

詳細は下記URLを参照。
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2009/06/0618a.html

問い合わせ
日立製作所
ワイヤレスインフォベンチャーカンパニー
担当:羽生
TEL03-4564-4376

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース