三和シヤッター工業（東京都板橋区）は6月22日、工場・倉庫用の高速シートシャッター「クイックセーバー」に、風速15～20m／秒の強風が吹いている時にも開閉可能な高耐風圧タイプ「KRシリーズ」を追加し、7月1日に全国発売する。
クイックセーバー KRシリーズは、従来品に比べ耐風圧性能・動作可能風圧を高め、骨材を太くした。これで全閉時の耐風圧性能(390Pa=風速25m／秒)を向上させ、シートシャッターの運転が可能な動作可能風圧(250Pa=風速20m／秒)も業界最大レベルまで高めた。
これで強風時でも開閉が可能となり、人や車両などの通過で光線が遮られると、下降中のシートシャッターが停止する障害物検知装置も標準装備。ボトム部分には衝撃緩衝ゴムを設置しているほか、フォークリフトなどが衝突した際にはシートがレールから外れて衝撃を吸収するブレークアウェイ機構も標準仕様としている。
既設のクイックセーバーのシートを交換することでKR仕様にすることもでき、沿岸部や山あいなど、風の強い地域での改修用途にも適しているという。
参考価格は4000mm×4000mmのサイズで148万円（工事費別）。開閉速度は開放時1.0m／秒（KR）、0.6m／秒（KR－W）、閉鎖時は0.5m／秒（共通）。
