工業部品・家庭日用品の天馬は6月29日、アークの所有するタクミック・エスピーの発行済み株式全てを取得し、買収（子会社化）すると発表した。
天馬は、グループの海外事業を発展させる目的で、東アジア・東南アジア地域の生産拠点ネットワーク拡充や、海外での取引基盤の強化、輸出向け製品だけでなく国内向け製品の製造販売の拡大、などを図る考え。
タクミック・エスピーは、持株会社としてタイ、インドネシア、ベトナムなどに子会社を持ち、子会社を通じてプラスチック成形加工事業を行っている。
同子会社は、日系大手優良企業と良好な取引関係を築いていること、生産する品目も国内向け品目を含め多岐にわたる。取引先構成、生産拠点ネットワーク等で天馬グループと重複する部分がほとんどなく、グループ海外事業発展にプラスとなる見通しだ。
