フィアットグループと広州汽車集団（GACグループ）は7月7日、中国市場向けに乗用車やエンジンを生産する合弁会社を折半出資で設立する包括契約を6日に締結したと発表した。
敷地面積が70万㎡以上の生産工場を新設する計画。投資総額は4億ユーロ以上に達する見込み。生産工場は、中国中南部の中心地で交通・鉄道の主要拠点である湖南省の省都、長沙市に建設する。長沙市は数年後には、約600km南にある広州と高速鉄道で結ばれる予定。
完成当初の年間生産能力は、乗用車14万台、エンジン22万基を予定。今後、最大で乗用車25万台、エンジン30万基まで拡大する。生産開始は2011年後半の予定。
同工場生産モデルには、低燃費・低公害型の乗用車の開発など中国政府の要望に対応し、フィアットのエンジンやトランスミッションの最新技術が搭載される。
