フルノシステムズは7月9日、無線ハンディターミナルの新機種、PDA型のタッチパネル対応モバイル情報端末「finpad700i」を8月中旬に発売すると発表した。
同社は、業務用無線LANシステム（無線ハンディターミナル、アクセスポイント、無線LAN管理ソフトなど）のリーディングカンパニーであり、物流・流通・FA分野をはじめとする業務用分野で企業情報システムのサポートを手掛けてきた。業務用無線LAN市場に対して、PDA型のタッチパネル対応モバイル情報端末finpad 700iの投入を決定した。
finpad700iは、ベストセラー機であるfinpad700fと同様に、Linux共通プラットフォームを採用。テキストベースの業務情報以外に、イメージ情報などを活用できる視認性の高いモバイル情報端末となっている。
対象マーケットは、従来の物流、流通以外にFA、医療などのPDA端末市場を狙う。
大きな特徴の１つは、高い視認性。3.7インチVGA（480×640ドット）高精細カラーLCDを採用。自動輝度調整により、他社製品に比べ、高視認性・高精細表示を実現した。
2つめは、使いやすさ。従来機よりも重量が軽く、かつ重量バランスが優れ、手にフィットした形状にした。キートップには、視認性や判読性の高いUDフォントを採用し、作業者のストレスを軽減している。
3つめは、耐環境性の向上。ビジネスでのPDA端末では、過酷な環境での活用が求められるため、タッチパネルの強化、落下性能の向上、防抹構造の採用、使用温度領域の拡大を行った。また、環境を配慮したRoHS対応を行っている。
