イトーヨーカ堂は7月25日にイトーヨーカドー千住店を業態変更し、ディスカウントストア「ザ・プライス千住店」とリニューアルオープンするが、低価格なプライベートブランド商品を投入する。
低価格を実現するのは物流改革。グロサリー商品の在庫品は、段ボール単位で陳列棚の上にストックし、牛乳やチルド飲料は納品された物流ケースのまま陳列することで、商品補充の負担を軽減し、作業の人的効率をアップする。
さらに、一般食品と日配品では、GMS業態より扱い商品数を半分程度に削減し、商品の回転率を向上させる。
衣料品では、婦人用ストレッチデニムや6色カラーパンツを生産地からの一括納品で物流コストを削減することで980円の低価格を実現。
暮らしの品では、工場内のリサイクル原料を一部使用することで製造コストを削減した「台所用水切り袋197円」、メーカーからケース単位で直接納品し、物流コストを削減することで低価格を実現した「食品保存用ラップ57円(幅22cm)」を提供するなど、様々な物流改革がディスカウント店の低価格を支えている。