東洋電機製造は7月14日、富士電機システムズと海外市場での鉄道車輌用電機品に関する業務提携基本契約を締結したと発表した。
これにより東洋電機製造は、高速鉄道に使用する交流機器を含めた鉄道車輌用電機品を一貫して供給できる体制が整う。高速鉄道や都市交通の発展が期待される米国・中国・インド・ロシアなどの海外市場に向けて、車輌用電機品一式をシステム供給できると同社は見ている。
両社は、海外での市場競争力を強化するため、資材調達業務の協働化を進める。両社の資材調達システムや物流システムの効率化を目指す。海外案件の開発期間の短縮と開発費の削減を図るため、両社の経営資源を有効に活用し共同研究開発を実施していく。
海外での受注機会の拡大を図るため、製品の相互補完を進める。東洋電機製造は富士電機システムズの交流変換機器・補助電源装置・電気式駆動ドアなどを、富士電機システムズは東洋電機製造の制御装置・情報装置・歯車装置・モータ・パンタグラフなどを、相互または協働で販売する。