新日本製鐵は7月14日、鉄鋼需要の減少に対応するため操業を一時休止していた、大分製鐵所第1高炉を8月2日をめどに稼働(火入れ)すると発表した。
緩やかな回復に留まるとの需要見通しのもと、生産効率、コストなどを総合的に勘案し、稼働(火入れ)を決定した。
コークス炉の一部で実施したホットバンキングについても、高炉の稼動にあわせて、適宜解除を検討する。ホットバンギングは、再稼働可能な状態で一時休止する方法。
需要は一部の分野で回復の兆しはあるが、確かな足取りと判断できないため、国内外の需給・在庫動向を踏まえ、実需に見合った慎重な生産対応を図る考えだ。
大分製鐵所第1高炉と同時に操業の一時休止をした、君津製鐵所の第2高炉はバンキング(一時休止)を継続する。