国土交通省は7月15日、自動操舵装置等の適正使用へ向けた実務検討会の3回の会合などで検討を続けていた「内航船における自動操舵装置の適正使用の促進へ向けたガイドライン」を取りまとめ発表した。
昨年3月に明石海峡で発生した多重衝突事故で、衝突直前まで自動操舵で航行し見張りが不十分であったなど、自動操舵装置の適正使用がなされず事故に至った事例が報告されたことなどを受けたもの。
ガイドラインでは、自動操縦装置の手動・自動の切り替えスイッチの場所をあらかじめ確認しておくこと、自動操舵に切り替える場合、進路が安定したことを操船者が確認すること、自動操舵装置の設定が不適切である場合は調整することなどを定めている。
詳細は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/000044940.pdf