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日本ユニシス/無事故プログラムドライブレコーダーサービス販売開始

2009年07月16日/IT・機器

日本ユニシスは、新サービス「エコLOGIシリーズ」の第1弾として、ドライバーの安全運転、エコ運転意識向上による事故削減、燃費向上を支援する「無事故プログラムDR(ドライブレコーダー)」サービスを7月から販売開始した。

「エコLOGIシリーズ」は、社会的に環境問題が重要となってきている中で、効率的な物流を実現し、環境と経営に優しいサービスとして提供する。「エコLOGIシリーズ」はグローバル物流をサポートし、輸送経路や積載物の積付けを最適化。庫内作業も効率化し、物流の収益構造を改善する。

また、輸送時の運行管理や安全運転を実現することにより、環境に配慮した安全な輸送環境を提供する。ユーザーに対しては、「エコLOGIシリーズ」の機能群から必要な機能を選択し、システムを所有することなく、利用できるサービスを提供する。

第1弾の「無事故プログラムDR」サービスは、ドライブレコーダーからの運転情報を携帯網により、リアルタイムにデータセンターへ送付し、GPSによる車両位置などの正確な車両情報を把握する。映像情報は、200万画素という国内最大の画像品質で再生可能。さらに、自動車事故時の衝撃を波形で分析することで、事故ではない衝撃と区別し、無駄なデータの蓄積が回避できる。また、同サービスは、サーバーなどの資産を持つことなく、初期費用が原則不要。業界最低価格の月額2980円で提供する。

「無事故プログラムDR」サービスにより、ドライバーの安全運転を促し、交通事故を未然に防止することを支援する。ドライバーの自己診断や安全運転指導に活用することで、自動車事故の削減やエコ運転の実現を支援。コストを削減することにより、顧客の収益向上に貢献する。

<無事故プログラムDRのイメージ>
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「無事故プログラムDR」サービスの特徴と機能は7点で、まず、運転情報を携帯網により、リアルタイムにデータセンターへ送信すること。現在の運行状況だけでなく、危険を伴う運転情報を携帯網によりリアルタイムに静止画像をデータセンターへ送信し、メールで安全運転管理者に通知する。これにより、万が一の事故にも迅速に適切な対応が可能になる。

また、運転時の操作情報を元に波形分析を行い、本当に危険な情報だけを入手する。運転時の操作情報を取得し、波形分析を行うことにより、無駄な情報を排除し、本当に危険が伴う運転情報のみを記録。これにより、安全運転管理者が、危険運転に該当しない情報をチェックする手間が大幅に削減される。

高画質(200万画素)撮影による、危険運転の映像を再生。ドライブレコーダーが認識した危険運転発生日時、危険挙動種別、発生地点などの情報がPC画面上に一覧化される。一覧から該当の挙動種別を選択すると、高画質で危険映像が再生される。また、地図上に危険運転発生地点が表示され、この情報から危険地域を意識することで、安全運転につながる。

初期投資が原則不要、業界最低価格で、包括的なサービスを導入可能。「無事故プログラムDR」サービスの初期投資は原則不要。車載機、通信費、データセンター使用料、サーバー、サーバー運用費などを含めて、月額2980円から利用可能だ。

安全運転、エコ運転を解析し、ドライバーの運転評価を可視化。危険挙動頻度のレーダーチャート、安全運転評価、エコ運転評価などが分かりやすく出力されるため、ドライバーの自己診断や運転研修・講習などの資料に活用できる。

運転日報の基本情報を確認可能。ドライバーは日毎の運転状況をPC画面で確認することができ、出力が可能となる。

さらに、「走行距離」「平均速度」「走行時間」「危険運転回数」「エコ運転状況(アイドリング時間・急加速・急減速・速度超過)」の期間集計表示ができる。個人や組織単位ごとに、日・週・月単位の推移もグラフ表示。これにより、安全運行管理者は、危険運転(危険度)状況の分析、エコ運転状況分析が把握しやすくなる。

同サービスは、タイテック(愛知・名古屋市)とオプテックス(滋賀・大津市)の協力を得て提供する。 今後3年間で売上50億円を目指す。

また、日本ユニシスは、「エコLOGIシリーズ」の第2弾として「リアルタイム運行管理」のサービス提供を予定している。同サービスは、リアルタイムに近いかたちで、車両の動態管理(どこにいて、何を積んでいるのか)を行うとともに、運送事業者の受注、請求書発行といった管理業務も加えたサービスを提供する。

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