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ファインフーズ/配送ルートを応用したセキュリティシステムで特許取得

2009年07月21日/IT・機器

素材・特許開発のファインフーズ(大阪市中央区)は7月21日、定期巡回する宅配便や新聞配達の巡回路などを利用した警備システムで、特許(第4335031号)を取得したと発表した。

トラックや自動車、オートバイなどにカメラを装着、事前に撮影していた巡回路の元画像と照合、サーバーが異常を発見し、通報もしくは記録するというもの。

コンビニエンスストアやスーパーなどに食材・製品などを供給するトラックや宅配便は、毎日ほぼ決められた順路、決まった時間に配送する。

その配送インフラを活用し、配送車両にカメラを装着し、機械が自動的に元画像と巡回画像を比べて異常を察知・記録する。元画像や巡回しながら撮影する順路の画像の一例としては、Googleのストリートビューなどが参照例となるという。

撮影した元画像などは警備が目的のため一般には公開せず、プライバシー侵害にはならないとしている。宅配便のドライバーや新聞配達員は、配達時に小型カメラを取付けたヘルメットで対象家屋の玄関や地域を撮影。その画像はインターネット経由で販売店へ送られ、異常を判断できる。異常が発見されれば危険度に応じて再度撮影するか、最寄の警察などに通報する。

今後は警備システム機器の開発メーカーとタイアップし、特許に沿った警備システム機器を警備会社、コンビニエンスストアー本部、全国の宅配便会社などに広範に販売していくという。

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