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厚労省/マテリアル・ハンドリング業の職業能力評価基準完成

2009年07月29日/未分類

厚生労働省は7月29日、「マテリアル・ハンドリング業」の職業能力評価基準が完成したと発表した。

職業能力評価基準は職務遂行に必要な職業能力や知識に関し、担当者に必要とされる能力水準から組織・部門の責任者に必要とされる能力水準まで4つのレベルを設定し、単に知識があるということにとどまらず、職務を確実に遂行しているか否かの判断基準となるよう、典型的なビジネスシーンにおける行動例を記述している。

このため、職業能力を評価する基準であると同時に、労働者にとってキャリア形成上の指針としての活用も期待できる。

マテリアル・ハンドリング(Material Handling;MH)ついては、日本語で運搬管理と訳されており、生産拠点や物流拠点内の原材料、仕掛品、完成品の全ての移動に関わる取り扱いを指し、広義には拠点間の搬送などの物流も含むが、実際には自動化設備内での物品の搬送機器や工程を意味することが多い。

日本MH協会では、マテリアル・ハンドリングとは「あらゆる場合と時と場所とで、運搬を合理化し、運搬手法を活用して、経済性、生産性を向上する」ことであると定義。

マテリアル・ハンドリングの導入は、モノの移動距離の最小化、ボトルネックの改善、破損の最小化等をもたらしコスト削減につながる。

マテリアル・ハンドリング業の具体的な業務は、マテリアル・ハンドリングに活用する機器や情報システムの構築・コンサルティング、計画・設計・設置工事・取扱い・保守・メンテナンス等となっている。

職業能力評価基準の策定に当たって、「倉庫」「コンベヤ」の2つの領域を対象とし、営業技術、計画設計/基本設計、生産統括、実施設計/詳細設計、購買・調達、生産技術、製造、工事、サービス技術、品質管理、管理の11職種について職業能力評価基準の策定を行った。

なお、基準作成には、日本MH協会との連携のもと、職業能力評価制度整備委員会を設置し、検討を行っていた。

詳細は、中央職業能力開発協会の下記URLを参照。
http://www.hyouka.javada.or.jp/search_gyoushu/data/04201/

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