(株)村田製作所は6月20日、米C&Dテクノロジーズ社のPower Electronics事業部を買収することで合意したと発表した。村田製作所の部材調達、生産技術、販売網など物流面から生産面まで幅広く共有化し、事業拡大を目指す。
C&D社は電源システム関連の専門メーカーで、Power Electronics事業部は村田製作所にない標準電源商品を幅広く生産している。
また、電源事業として村田製作所が本格参入できていない海外マーケットに強みを持っていることから、商品拡充、マーケット拡大にメリットがあるとして買収する。
買収方法は、同事業部を構成するC&D社の6子会社の株式か持分を取得し、事業部を村田製作所グループとする。買収額は株式か持分の取得対価として、8500万米ドルで合意しており、村田製作所グループの手許資金から支払うという。