トピー工業は8月17日、アルミホイール事業の生産拠点の集約を決めた。
乗用車用アルミホイール市場の自動車需要の急激な落ち込みや海外製品との競合などによる競争激化と、径大化、軽量化、高意匠化に対する市場ニーズが年々増加しているため、この背景からアルミホイール事業の基盤強化のため、海外提携先との連携強化と、国内生産の重点を高付加価値製品に移した最適な供給体制の構築を決めた。
現在のアルミホイール生産は豊川製造所(愛知県豊川市)と連結子会社の九州ホイール工業(福岡県京都郡)で行なっているが、生産を九州ホイール工業に集約し、生産効率化と固定費などの削減を目指す。
今後、豊川製造所はアルミホイール開発拠点と位置付け、新製品、新技術の開発を推進する。今回の生産集約で、固定資産除却損等16億円を特別損失として計上する。