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昭和電工/アルミニウム押出汎用材事業から撤退

2009年08月26日/SCM・経営

昭和電工は8月26日、建材向けを中心とするアルミニウム押出汎用材事業からの撤退とアルミニウム事業における人員削減による合理化の実施を決めた。

今後は、取引先への説明などを実施のうえ、ことし末までに建材向けを中心とするアルミニウム汎用押出材製品の生産を終了するとともに、彦根事業所の押出生産ラインを停止する。汎用材・建材分野以外の押出事業については、事業を継続する。

撤退を決定した建材向け中心のアルミニウム汎用押出材事業は住宅着工件数の低迷に加え、企業収益の悪化による設備投資手控えなどの影響を受け、需要が減少。生産の効率化などのコストダウンに取り組んできたが、事業環境が低迷していることから収益の改善が見込めず、事業の継続は困難と判断した。

アルミニウム汎用押出材事業からの撤退に加え、熱交換器事業の収益基盤強化を行うために、最適生産体制構築に向けて人員の再配置を実施する。アルミニウム事業部門の間接部門も含めて、希望退職の募集による人員の合理化を行う。人員の再配置と自然減を勘案して、募集人員は定めない。募集期間は2009年中を予定している。

同社は、経済環境の激変に対応するため、アルミニウム事業の抜本的な事業の見直しと構造改革の実行による競争力の強化を行っている。

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