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CTC/リアルタイムロケーションソリューション発売

2009年09月17日/IT・機器

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は9月17日、リアルタイムロケーションシステムの大手、米AeroScoutInc.の日本法人の日本エアロスカウトと販売代理店契約を締結し、同日からリアルタイムロケーションソリューションを提供すると発表した。

従来型のパッシブRFIDでは、タグ/リーダー間の通信距離が短く、レイアウトに及ぼす制限などが多かった。一方、アクティブRFIDでは、イベント発生の瞬間を捉えることが難しく、リアルタイム性を追求すると電池寿命が短くなることが課題とされていた。

CTCが取扱うAeroScout社製品は、利用環境に応じて人や物の位置やイベント発生をリアルタイムに把握するための標準的なWi-Fi無線LANを使用し、アクティブ方式とパッシブ方式の長所を組合せたハイブリッド方式とすることで、「位置」、「存在」、「通過・接近」情報をリアルタイムに検知し伝達する。

検知距離は屋内100m前後、屋外200m前後。Wi-Fi無線LAN方式は電波強度や電波到達時間を演算して、工場敷地内や物流倉庫・ヤード内や工場、オフィスや大型商業施設などの屋内外位置情報をシームレスに収集加工し利用できる。

CTCでは既に部品加工現場や構内物流でAeroScout社製品を使用した実証実験も実施した。今後は、工場・物流シュミレーションシステム、GISソフトウェアなどの位置情報システムとの連携も視野に入れ販売、展開する。

AeroScout社の製品は、製造、流通そしてサービス業などの多岐に渡る業種で活用されており、位置・イベント情報を加工して業務での使用を可能にするアプリケーション「MobileView」をラインナップしているほか、生産システムや物流管理、資産管理システムなどとも連携が可能。

価格は300万円からで、3年後に10億円の売上を見込む。

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