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プロロジス/米加の不動産市場はなお弱含み

2009年09月24日/調査・統計

プロロジスは、アメリカとカナダの産業不動産市場に関する報告書「トゥー・スーン・トゥー・アンロック・ザ・シャンパン(Too Soon To Unlock The Champagne)」をまとめた。

報告書は、米加両国の上位31カ所の物流不動産市場をカバーしており、社内の市場担当者、仲介業者、データ提供企業を含むさまざまな情報源からの統計を基にまとめられた。

報告書の主な内容は①物流スペースの平均空きテナント率は、2008年半ばの7.6%、08年末の8.7%に対し、09年第2四半期は10%となった②ネットアブソープション(吸収需要面積)は、07年の1億4100万平方フィート、08年の3400万平方フィートに対し、09年上半期はマイナス5600万平方フィートとなった③新規スタート面積は07年の1億6100万平方フィート、08年の9200万平方フィートに対し、09年上半期は500万平方フィートに落ち込んだ――などとなっている。

報告書について、プロロジス・リサーチ・グループのLen Sahling筆頭副社長は「米国の不況が深刻化する中で、物流不動産賃貸市場も縮小傾向が続いた。好材料としては、米国経済の悪化傾向が09年第2四半期には和らぎ、第3四半期もしくは第4四半期には景気が回復し始めるとの観測が出ていることだ。しかし、不動産市場の周期は通常、遅れ気味になるため、本格的な回復については来年まで待たなければならないだろう」としている。(翻訳)

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