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ダイハツ工業/構造改革に向け、シンプル・スリムなサプライチェーン構築

2009年09月25日/SCM・経営

ダイハツ工業は9月25日、グローバルな低コスト・低燃費化の競争に生き残りを目的に抜本的なコスト構造改革に向けた調達活動方針を発表した。

ダイハツは、ダイハツ九州の大分(中津)第2工場、久留米工場で、SSC(シンプル・スリム・コンパクト)化を推進。成果を他工場へ展開するなど、内製コスト低減に取り組んでいる。製造原価の大きなウェートを占める購入部品についても、調達活動を抜本的に見直す。オープン&フェアの徹底などにより、「軽」特化の原価低減活動を強力に推進する考えだ。

トヨタグループの中でスモールカー分野を担う同社は、軽自動車事業にふさわしいビジネスモデルを早期に確立し、グローバル市場に対応した事業展開を目指す。

具体的な活動内容として、グローバルに、あらゆるサプライヤーから、「軽自動車に特化した」情報を発掘し、採用を促進することで、オープン&フェアな調達活動を徹底。

次に、無駄を徹底的に排除したシンプル・スリムなサプライチェーン(商流・物流)を構築し、付加価値のダイレクト化(最大化)を図る。

サプライヤーと一体となって、低燃費・省資源に貢献する低コストでつくりやすく、運びやすい「素質の良い部品」の開発を行い、さらなる部品共通化・種類削減を徹底し、量産メリットを創出する。

調達改革を全社活動に位置づけ、全社横断的な委員会組織を設置するとともに、調達部を取引状況に最適な組織形態とし、役割の明確化と各々の機能を強化する。

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