ダイハツ工業(株)は、福岡県久留米市にエンジン工場を建設し、物流コストの削減を図る。
ダイハツの組立工場は本社(大阪府池田市)、京都(京都府大山崎町)、滋賀(滋賀県竜王町)、大分(大分県中津市)の4拠点体制だが、このうちエンジンから組み立てまでの一貫生産を行っているのは、滋賀工場のみだった。
遠隔地の大分工場に近接する久留米市にエンジン工場を新設することで、輸送距離を大きく短縮できるため「大幅に物流コストが削減できる」(ダイハツ工業広報・渉外部)として、建設を決めたもの。
子会社のダイハツ九州(株)が大分工場で軽自動車の生産を拡大することに合わせて、エンジン供給の効率化を図る狙いもあり、2008年8月から操業を開始する。
エンジン工場の概要
所在地:福岡県久留米市田主丸町(たぬしまるまち)
用地面積:16万㎡
設備投資:約100億円
生産能力:年産約20万基(2直定時)
操業開始:2008年8月
従業員数:約200名(操業開始時)
生産エンジン:軽自動車用エンジン