太陽誘電は9月28日、富士通の100％子会社である富士通メディアデバイスが保有する通信デバイス事業の譲り受けについて、富士通メディアデバイスとの間で基本合意に達したと発表した。
太陽誘電は、高周波モジュールをはじめとする高周波デバイス事業の事業体質強化を進めている。事業強化の一環として、富士通メディアデバイスの「通信デバイス事業」を譲り受けることになった。
富士通メディアデバイスは、通信デバイス事業として、SAWフィルタやSAWデュプレクサなどの開発、設計、製造、販売を行っており、市場の要求にマッチした付加価値の高い商品を素早く供給している。
携帯電話の基幹部品として搭載されているSAWフィルタやSAWデュプレクサなどの商品に関して、グループ内で事業を行うことにより、高周波デバイス事業とのシナジー効果が生まれ、事業体質を強化できると見ている。
