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東京都/新宿地区百貨店への共同配送実験、1か月実施

2009年10月07日/調査・統計

東京都は10月7日、新宿地区の百貨店へ配送運送事業者の貨物を共同配送する社会実験を10月19日から1か月実施すると発表した。

都心部では、物流効率化を推進する上で共同配送を行うための新たな用地の確保が困難なため、東京都が、公共駐車場などの未利用時間や区画を有効活用して、渋滞緩和し、環境負荷低減を図る物流効率化モデルの構築を進めるもの。

<効率化モデルのイメージ>
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実験では、従来の新宿地区の百貨店向けの貨物の配送を各運送事業者が個別に実施しているものを、複数の運送事業者の貨物を集約し、百貨店ごとに仕分け、地区内の百貨店へ巡回配送し、早朝を含めた時間帯に配送を分散させる。

さらに、貨物の集約・仕分けを行うための共同配送拠点(荷さばき施設)は、公共駐車場(都庁大型車駐車場)と民間駐車場の早朝の空時間帯を有効活用することで、地区内の納品車両の走行量を10%程度削減と日中に集中していた百貨店納品車両の早朝への分散と車両数の削減を見込んでいる。

参加企業は伊勢丹、小田急百貨店、三越と輸送業者は第一貨物、福山通運、日本通運、トナミ運輸、新潟運輸、名鉄運輸、信州名鉄運輸、エービーエクスプレス、協同組合新宿摩天楼。

駐車場の提供は東京都道路整備保全公社。

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