日本通運は10月9日、国際協力機構(JICA)と東京文化財研究所(東文研)の要請で、1日~8日にかけて大エジプト博物館保存修復センターより派遣されたエジプト人技術研修員のため、美術品に関する移送・梱包ワークショップを開催した。
ワークショップはJICAの技術研修員受入事業の一環として行われ、日通の美術品輸送の技術と収蔵品管理のシステムを、国際協力として提供した。また、美術品輸送の移送・梱包の講義と実習に加えて、講習には朝日新聞社が主催する東京都美術館で開催されていたトリノ・エジプト展の撤収作業も含まれ、実際の美術品輸送の現場視察も行われた。