アスクトランスポートは10月15日、一定温度を長時間保つ高精度な保温技術と従来の輸送技術を融合した「高精度医療検体輸送サービスATMS」の提供開始を発表した。
医療検体や低温輸送が必要なワクチンの精度管理搬送問題の解決策として「ATMS」の普及を進めたい考え。
現在の検体搬送には、既存の温度管理媒体(ドライアイス、アイスジェルなど)では、搬送時に温度が変動することで一定に維持できないという問題点がある。解決策として、一定温度(-20~+8℃)を長時間(18時間以上)維持させる高精度な温度管理技術を開発。
ATMSは、設定温度が長時間一定を保て、何度開閉しても容器内温度は一定になる専用のBOXを使用して、バイク、トラックに搭載して輸送するもの。
<ATMSのBOX>
BOXのサイズもニーズに応じた用意しており、バイクでも2種類の温度帯で同時運行できる。
既存の輸送技術と融合させた新たな検体輸送システム「ATMS」を確立し、既に大手臨床検査会社で試験的導入を行い、順調な成績を修めている。
「ATMS」を搭載したバイクを使用することにより、タイムリー・スピーディーに対応。治験や創薬開発・臨床検査精度の向上に貢献できると同社は見ている。バイクでの輸送を主体にすることで輸送コストの削減、ドライアイスやトラックの不使用により大幅なCO2の削減も可能となる。
<バイクでの輸送>
なお12月3日~5日、パシフィコ横浜で行われる「第30回日本臨床薬理学会年会」で同サービスの展示を行う。
詳細は下記URLを参照。
http://www.mtoyou.jp/jscpt30
問い合わせ
アスクトランスポート
営業部営業課
加藤篤彦
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