三菱レイヨンは10月19日、三菱レイヨンの子会社・MRCデラクリートのデラクリート（セメントボードとその副資材）の輸入販売事業を吉野石膏に譲渡すると発表した。
デラクリート社は世界最大の石膏ボードメーカーである米国USG社が製造する外壁用・内装用セメントボード「デラクリート」の輸入販売を行う合弁会社として2003年に設立され、日本の住宅建材市場におけるセメントボード･システムの構築、製品の拡販をしてきた。
しかし競争の激化、世界的な景気後退などで、販売量、収益ともに伸び悩み、石膏を原料とする建築材料の最大手・吉野石膏が、全国的な販売網と物流インフラを最大限に活かし、デラクリート社のマーケットを再整備して、強化を図る狙い。
