経済産業省は10月19日、凸版印刷が提出した資源生産性革新計画を同日付で認定したと発表した。
この計画で凸版印刷は、堺市に第10世代(2880×3130mm)液晶パネル向けのカラーフィルター工場を建設。完全子会社のトッパンエレクトロニクスプロダクツが製造を請け負う。今回の認定で、資源生産性革新設備等の全額即時償却の措置を受けられるようになる。
工場建設のため、凸版印刷はトッパンエレクトロニクスプロダクツと堺市の大規模液晶パネル工場群に進出する。堺工場には省エネ効果の高い工場設計を施し、また最新鋭の生産設備などを導入して資源生産性の向上を図る。実施時期は10月~2012年9月。
資源生産性の向上では、三重第2工場の2008年度(基準年度)と比べて炭素生産性を5.0%以上向上させ、従業員は11名を採用して217名体制とする。財務内容の健全性では有利子負債をキャッシュフローの10倍以内とし、経常収支比率100%以上を目指す。