川崎近海汽船は10月23日、5月8日に発表した2010年3月期の業績予測値を修正した。
修正後の予測値は売上高360億円(当初予測値より2.9%増)、営業利益14億5000万円(45.0%増)、経常利益13億円(62.5%増)、当期利益9億5000万円(137.5%増)の上方修正となった。
上期の近海部門では市況に一部回復の兆しが見られ、フェリー部門も天候に恵まれ想定を上回る航海数を確保した。また国内航路再編に伴う売船処分益を計上するなど、予想を上回る業績が見込まれるため、9月11日に2010年3月期第2四半期の業績予想を修正している。
第3・第4四半期の業績では、為替変動、燃料油価格高騰などの懸念材料はあるが、通期業績も前回予想を上回る業績が見込まれるため修正した。