日清製粉は10月30日、2010年11月末で北見工場(北海道北見市)の閉鎖を決めた。
北見工場生産分を同じ北海道内にある函館工場と本州の大型工場へ集約することにより、コスト競争力の強化を図る狙い。
これまで、内陸にある小規模工場を順次閉鎖し、コストの低い臨海大型工場への集約を進めており、北見工場は主に北海道市場向けの麺用・菓子用小麦粉を生産しているが、規模が小さく生産コストが同社の他の工場に比べ割高となっていた。
北見工場の閉鎖により、国内製粉工場は10工場となるが、今後も競争力強化のために生産集約を進めていくとしている。
なお、同工場の敷地には「北海道小麦センター」を設立し、地元小麦生産者や行政との関係強化を図る。