ユニカフェは11月13日、UCC上島珈琲を割当先とした第三者割当による募集株式の発行を行うと発表した。
UCCに対して募集株式の発行を行い、生産体制・販売体制・商品開発体制・物流体制などの再構築を含めた包括的な業務提携を実施することにより、ユニカフェの成長基盤をより強固なものする狙い。
「事業再生計画」として、ことし12月初旬に開示する予定で、物流体制は、UCCグループの持つ広範で迅速な物流体制を活用し、現在では限られた範囲での販売を日本全国に拡大していく。
生産体制は、UCCの焙煎工場とユニカフェの状況を詳細に分析し、双方で最適な生産設備の体制作りを進め、消費者のニーズに的確でスピーディに対応するためにはどのような設備・場所が最適かを検討し、実践する。
販売体制は、得意分野である「工業用コーヒー」事業の営業体制を刷新し、より競争力を持った販売施策を講じる。
なお、株式発行で30億円の資金調達を行い、募集後のUCCの持株比率は50.47％となり、ユニカフェはUCCの子会社となる。
