デルは、ノートパソコン「Inspiron Mini 10」と「Inspiron Mini 10v」の出荷用梱包材に竹材の使用を開始した。
2012年までに梱包材使用量の10%削減、梱包材のリサイクル原料使用率の40%向上、分別収集に対応した梱包材の割合75%を実現する梱包計画の変更に基づくもの。PC業界で初めての取組としている。
今回は竹が再生可能な素材である点に着目し、再生材料を25%使用した外箱の内側に竹を利用した素材を緩衝材として用いる。デルでは梱包材への竹原料の使用を、2010年前半にはさらに多くの製品に拡大する。
竹は成長が速く、鉄よりも引張強度に優れ、輸送中のハイテク機器の保護に適している特長を持つ。デルは、竹梱包材メーカーのユニソース・グローバル・ソリューションズと提携して、適切な森林管理を推進する国際的な評価・認証機関の森林管理協議会の方針と基準に準拠し、竹原料を中国江西省から調達している。両社は共同で竹林から製造設備に至る、竹の加工流通過程全般に関する森林管理協議会の管理認証の取得に向け取組んでいる。