ジェイ・レップ・ロジスティクス総合研究所は4月9日、2010年の羽田空港国際化を前に、国際航空貨物で構造的な変化が見られるとするリポートをまとめた。
リポート「ミニ情報レター」では、航空貨物を取り巻く環境は①地球環境問題対応などによる国際モーダルシフトの加速②2010年以降の航空貨物物流ネットワークの変化③那覇空港における民間キャリアによる戦略的な活動の活発化④アジアにおける拠点空港の規模拡大とハブ空港化競争――といった事業環境の変化を指摘。
こうした環境変化が、利用空港の集約化、アジアのローカルポート化、航空キャリアによる独自戦略の展開などの構造変化を促進する可能性に言及している。
これにより、国内空港の中には「構造変化を受け止められる空港とそうでない空港がでてくる」として、成田、羽田、関西国際空港は市場から選択される可能性が高い、と分析。那覇空港のような「独自の戦略を展開するキャリアが存在する空港」も「ある意味で選択される」とした。
中部国際空港については、産業集積を後背圏に持つものの年間20万トン強の取扱量で伸び悩み、新たなキャリア就航の面でも不利、として、地元産業が一層の利用を進める必要性を指摘した。
詳細は下記URLを参照。(PDFファイル)
http://www.jrep.co.jp/letter/_pdf/mini/mini16.pdf
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J-REPロジスティクス総研/2010年羽田国際化で「国内航空貨物に構造変化」
2008年04月10日/調査・統計
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